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窯道具

かまどうぐ

登窯の窯焚きでは、うつわを詰めるために棚を組みます。棚板も柱もすべて陶器製でした。また、燃料の灰が器に被らないためにほ容器も陶器製でした。器以上に重い窯道具を使いながらの窯詰めと窯出しの作業は数日にも及び、窯の主人の指示のもと、専門の職人たちが行いました。幾度もの窯焚きに耐え、多くの灰を被り、しっかり焼き締まっていきます。
使い尽くされた後は、石やブロックや煉瓦の代わりとして、町や家を支える道具として再利用されていきました。洞地区には、そうしたやきものの町ならではの使い方が残る一角が、「窯垣の小径(かまがきのこみち)」として散策ができる道となっています。 →「瀬戸・洞地区」をご参照ください

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エブタ(棚板) 棚の板の部分になるもので、重い鉢などを載せるため5cm以上の厚いものもあります。熔けにくい砂質の粘土を木枠の中に入れ、叩いて板状にしてつくります。

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ツク(棚板) 棚の柱の部分になるものです。自立することはないため、棚板との間に砂質の土をはさみながら、水平をとりながら組み立てていきます。

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エンゴロ(匣鉢) 燃料の薪が燃えて灰になったものが、うつわに被らないための容器です。ここに容れて、いくつも積み上げていきます。