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鉄絵と染付

てつえ そめつけ

鉄絵 茶色に発色する鉄の絵の具で絵や文様を描いたものを指します。馬の目皿や行灯皿に代表されるように、本業の製品では、藍色の呉須よりも茶色系の絵付けのほうがなじみがあり、さまざまな製品に描かれています。瀬戸では呉須を使用した藍色の絵付けよりも鉄絵のほうが早く行われていました。絵の具の主な材料は褐鉄鉱の一種である「鬼板(おにいた)」で、色を出やすくするため一度鬼板を焼いてから摺(す)り潰して使用します。

 

染付 瀬戸で呉須(ごす)を使用した絵付(染付)が確認できるのは、江戸時代中期に京焼の絵付製品を模倣した陶器製の「御室(おむろ)茶碗」とよばれるものからで、簡略化された山水画が呉須で描かれています。洞地区では江戸時代後期19世紀前半から御室茶碗、南京茶碗(なんきん)、柳茶碗(やなぎ)、筒形湯呑(つつがたゆのみ)みなどの染付製品がつくられていました。

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幹と枝は茶(鬼板)、葉の部分は藍(呉須)の組み合わせが中心でした

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